日本国内にサファリは各地にあると思いますが、今回は私が家族と年に何回か訪れる姫路セントラルパークの中にあるサファリエリアの魅力について、私なりの視点で紹介したいと思います。
姫路セントラルパークは「姫セン」の愛称で呼ばれ、サファリエリアだけでなく併設する遊園地では、夏はプール、冬はアイススケートも楽しむことができます。
完全に地元目線ではありますが、姫センのサファリエリアの魅力についてできる限りお伝えできればと思います。
姫センのサファリエリアおすすめスポット4選を紹介!
サファリが動物園と決定的に違うのは、動物が檻の中に入っておらず、自然に近い様子で広い敷地内を歩き回っている姿が間近で見られることです。
人間の側も動物に見られている感じがして、いい意味で緊張するのは私だけかもしれません。
動物園よりもさらに動物と向き合えていると感じられる雰囲気が、私は好きです。
自家用車でサファリを楽しむ
姫センのサファリ側のゲートを入場したら、まず左側に現れるのが自家用車で回れるドライブスルーサファリです。
肉食獣エリア→草食動物エリアの順に見て回ることになります。
肉食獣エリアでオススメな場所はライオンセクションです。
頭数も1頭や2頭ではなく群れをなしており、車が通行するすぐそばに寝そべっていることもあります。
動物園では檻と見学者はある程度の距離がありますが、車のドア1枚隔てているとはいえ、ものすごい迫力があります。
特にメスライオンが実際には狩りをする習性があるので、車でゆっくり横を通過したときに目で追われたり、集団で急に立ち上がったりした時には、車の中にいるのにドキッとしてしまいます。
その他のチーターやトラのセクションでもそうなのですが、単に寝そべっていたりする様子だけ見れば「大きいネコだなー」と思う仕草もするので、そのギャップがまた面白いです。
草食動物エリアでは、小型の草食動物が群れをなしているエリアと、大型の草食動物がそれぞれの囲いの中にいるエリアがあります。
小型の草食動物が群れているエリアは車道を挟んで左右に広がっていて、様々な種類の草食動物が寝そべっていたり、エサを食べていたり、家族でじゃれ合ったり、自由に散歩したり、と色々な光景を見ることができます。
車道ギリギリの場所で寝ていたりすることもあるので、とても近い距離で動物の様子を観察することができます。
たまに車道を横切っていることもあるので、そういうときは驚かせたりしないように通過が終わるまでのんびり待つことになりますが、これもサファリの魅力の一つだと思います。
ウォークスルーサファリの魅力
ウォークスルーサファリは駐車場を起点にスタートして、様々な動物を言葉どおり歩きながら間近で見ることができるエリアです。
先にロープウェーで降りてしまっも逆に歩くことは可能ですが、若干登っていく方になるので、ロープウェーで降りずに順路どおりに歩いた方が楽です。
ウォークスルーサファリの途中には、部分的に放し飼いとなっている中を歩いて行くところもあって、ドライブスルーサファリとはまた違った楽しみ方ができます。
放し飼いになっているエリアは、見学する人間側が動物の放し飼いになっている大きなケージの中に入っていくイメージです(一部違う場所もあります)。
ここではいくつかの動物の展示状況をあげておこうと思います。
クマとサルのエリア
駐車場から行くと一番最初がこのエリアです。
かなり深く掘り込まれた広い敷地を2分して、一方にクマ、もう一方にサル山があります。
見学は敷地の周囲と反対側へ渡るために敷地中央に設けられた通路(右にクマ、左にサルを見ながら渡る)からできます。
正確に数えたことはないのですが、クマは4〜5頭います。
深く掘り込まれたところにいるおかげか、恐い感じは受けません。
のんびりと歩いたり、寝転んだりしている姿は逆に癒やされます。
サル山にもたくさんのサルがいて、色んな性格のサルがいるなぁ、と思います。
人間観察ならぬ、サルウォッチングはいつまで見ていても見飽きないほどです。
放し飼いケージエリア
ケージもありますが、病気やケガなどしていなければ、基本的にエリア内を動物たちは自由にウロウロしています。
歩き回っている動物は、ワオキツネザル、カピバラ、クジャクなどです。
ワオキツネザルは長いしっぽにシロクロのシマがある小型のサルです。
放し飼いになっているので、ものすごく間近で見れます。
小さな手で器用に毛づくろいしたり、エサを掴んでいる様子はとてもかわいらしいです。
私が最近見たときには、どこかからサーッと走ってきた3匹が、少し大きめの岩に身軽に跳び乗り、ギュウギュウになって1列に並ぶ場面に遭遇して、思わず笑ってしまいました。
カピバラは3匹の赤ちゃんが生まれたところで、大人に比べるとコロコロとした手のひらサイズで、チョコチョコと歩き回っていました。
カピバラのいる付近には「カピバラ温泉」と名前の付いた水場があり、運がよければここで水浴びしているカピバラを見ることができるかもしれません。
クジャクはこの距離感で見ることができるのは、本当に珍しいと思います。
ただ、オスが自慢の羽を広げるのはメスへのアピールだと聞いたことがあり、まだ至近距離で羽を広げたクジャクを見たことがないので、いつか見れたらなぁ、と思っています。
ケージのエリアを抜けると、ワラビーがいる囲いの中を歩くことになります。
ワラビーは基本夜行性なので、昼間は地面に寝そべってることが多く、起き上がって跳ね回っているワラビーはここでは見たことがありません。
本当に手で触れる距離にたくさんのワラビーがいるので、これで跳ね回ってたら逆に圧倒されるかもしれません。
餌やり体験などのイベント
ウォークスルーサファリの途中、ウォークスルーサファリを抜けたエリアなどで餌やり体験ができる所があります。
日時や参加できる人数が限定されているイベントもありますので、訪れてもできないことがあります。
特に休日など混雑が予想されるときには、早い時間帯に行かれることをオススメします。
クマとサルの餌やり
クマとサルのエリアのエサはガチャガチャのタイプで、中身がなくなり次第終了になります。
クマのエサを購入すると、10cm四方の大きさのモナカがでてきます。
モナカを割ると中から四角いカタマリのエサが5個ほどでてきます。
このカタマリを数メートル下にいるクマにあげるのですが、真下に見えているとはいえ、小さいカタマリをクマの目の前に落とすのは至難の業です。
クマも上からエサが放り込まれることは知っているので、何とかそれを拾ったり探したりしようとしてくれます。
思ったとおりにエサを落とすことができて、クマが食べてくれたら「成功したぁ~」という感じで達成感があります。
クマとの距離はあって言葉も通じないですが、やり取りできている感覚があります。
クマの方からしても、飼育員の方からきちんとしたエサを与えられるので、このエサ自体がオヤツ感覚なのかもしれません。
ホワイトライオン、ホワイトタイガーの餌やり
ワラビーのエリアを抜けた先には幾つかの動物がケージで飼育されているエリアになります。
この一角にホワイトライオンやホワイトタイガーが見られる場所があります。
ホワイトライオンとホワイトタイガー、それぞれ限定1日30組なので決められた時間に並んでおく必要があります。
1組であげられる肉片は4切れと決められていますので、家族やグループで参加される方は事前に順番を決めておいた方がスムーズです。
順番がきたら肉片を専用の道具に刺してもらい、フェンス越しに1切れずつ口元にもっていき、その肉片を食べる様子を目の前でみることができます。
肉食獣の食べている様子を間近でみることはあまりないですし、相手もあるていどお腹を空かせた状態なので、ガツガツ食べる様子はとても迫力があります。
キリンの餌やり
キリンはドライブスルーの草食動物エリアにいて、その端の方に高台が突き出ている場所があります。
先ほどのホワイトライオン達がいる場所から、さらに奥に進んだところで、ちょうどキリンの頭が高台の高さにくるようになっています。
紙コップにニンジンや青菜が長細く切られた状態で十数本入っているのが一人分です。
それを一つずつ手に持って、キリンの顔の高さに差し出すと、キリンは思った以上に長い舌を差し出して野菜を取りにきてくれます。
キリンの顔が間近にくることもあまり経験しないことですが、さらに野菜の差し出し方によってはキリンの舌が手に触れることもあり、生きている動物の体温を感じることもできます。
番外編
つい先日訪れた際に初めて体験したのが、カワウソとの握手会イベントです。
握手といっても人間の側は指でカワウソの手に触れる、という感じになります。
カワウソは陸上だけでなく水中でも素早い泳ぎを見せてくれるかわいらしい小型の動物です。
水かきとツメのついた小さな手に触れることができて、貴重な体験をさせて頂きました。
まとめ
開園から長い歴史のある姫路セントラルパークのサファリエリアについて、非常にかいつまんだ紹介をさせて頂きました。
動物園とはまた違った魅力をもつサファリパークの様子が少しでも皆さんに伝わればと思います。
今後も機会があれば情報を紹介したいと思っています。
今回はこのあたりで。
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