理想的な上司の言動は?体験談を交えて紹介!

理想の上司になるために ビジネス
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私は一般的に中間管理職と言われる会社員です。

管理職としては8年程度やってきました。

今回は私の会社生活から、いいなぁと思った上司の発言や行動について挙げてみました。

ここから理想の上司の条件を考えて、自分へのフィードバックだけでなく、皆さんの糧に少しでもなれたら、と思います。

 

理想的な上司の言動は?体験談を交えて紹介!

理想の上司になるために

どんな職業でも上司⇔部下の関係性というものは存在します。

ただ、すべての方に当てはまるわけではなく、あくまで私の見解である点、ご了承ください。

それなりに一般の企業で実務を積んできたことから少しでも参考になるよう、日頃考えていることを含めてまとめてみました。

 

不定期にでも気にして声をかけてくれる

例えば自分が役職がない立場だとして、課長や係長からはもちろん、部長や次長から「最近頑張ってるね」とか「あの仕事はよかった」と言われて悪い気がすることはないと思います。

ちゃんと見てくれてるんだなぁ、と感じる瞬間ではないでしょうか。

言ってもらうタイミングがおかしかったり、身に覚えがないと「???」ってことになってしまいますが、本人が(今回は頑張ったよね、オレ)と思ってるときにタイミングよく言ってもらえたらなおさらだと思います。

私のこれまでの体験から、言われて嬉しかったと感じた例を挙げておきます。

 

私の経験談

部長自らが所属する部員全員の誕生日に、個別に声を掛けるという試みがありました。

たまたまその年の私の誕生日は休日だったため、声掛けではなくメールでしたが、自分宛の評価を含む暖かいメッセージを頂きました。

逆に文字で頂いたので、今でも見返すことができて励みになっています。

実はその前年に私は異動してきたばかり、ようやく仕事にも慣れてある案件を取りまとめ始め、がむしゃらに突き進んでいた頃でした。

しかも大所帯の部署で、社員数も相当いたことを思うと、とても真似できないな、と思ったと同時に、異動して間もない自分のことを気遣って評価まで頂いて、本当にありがたかったことを今も鮮明に覚えています。

他の人には真似できない記憶に残る方法で、部下を労うことはモチベーションアップにも繋がります。

残念ながらこの方は翌年に違う部署に異動されて、この試みは1年で終わってしまいました。

そして自分はというと、まぁご想像のとおり、真似はできておりません。

 

親身になって相談にのってくれる

当たり前なことだと思いますが、実務上でこれを100%実践できている役職者がどれだけいるでしょうか。

相談を受けるタイミングによっては、上司にとってはタイミングが悪いこともありますし、相談の内容によっては自分が受けなくてもいい内容のこともあるでしょう。

そういうときに邪険にしてしまったことは、一度や二度はあると思います。

上に立つ者としては、経験を活かした的確なアドバイスや、間違った方向に進みそうな方針の是正は行う必要があると思います。

ただ、それが頭の中では分かっていても全部の相談に対して同じように接するのは難しいとも思います。

しかし相談する側からすれば、今困っているからこそ信頼できる人を頼っているわけですから、「今は無理」「誰か他のやつに聞け」が、一番ショックなわけです。

仮にタイミングが悪かったとしても話を聞く時間を別に作る提案をするとか、最悪でもメールや社内チャットで相談内容を確認するなど、その後のフォローの仕方で印象が全然違うと思います。

私のこれまでの体験からありがたいなと感じた例を挙げておきます。

 

私の経験談

重要顧客からの要求で、取引先の製品の細かい仕様情報を提示しなければならず、その期限が迫っている中、情報提示を取引先が渋っていたときのことです。

前々から上司には情報を引き出すのは難しいかもしれないので、いざという時には助けて欲しい、とアラームを出してはいました。

私も期限が迫っているので、(嫌だな)と思いながらも取引先へのフォローをあの手この手で行っていましたが、取引先からは思ったような返事が来ないまま、日にちだけが過ぎていました。

期限の2日前、いよいよどうにもならないと思って上司に相談した結果、上司から取引先の上層部へ掛け合って頂いたおかげで、何とか情報を入手することができました。

今でも当時の次長(今は違う部署で御活躍されている)に会った時には、『元気でやってるか』『困ったことがあったらいつでも相談のるよ』と声を掛けていただいていて、本当に感謝しかありません。

 

方針を明確に示す

どれだけ小さい集団であっても、どんなに小さな目標であっても、活動を継続したり目標を達成するために、リーダーは方針を示す必要があります。

その方針なしでは目標を達成することも、活動を継続することも難しくなります。

また方針が具体的になればなるほど、現在の問題点を解決するためのロードマップが描かれているほど、配下にも浸透しますし、集団全員が同じ方向を向いて進むことができると思います。

これは集団への目標に限らず、日々の細かい業務単位でも同じことが言えると思います。

私の上司が行っていていいなぁと思い、そのやり方を参考にして私が今も続けている方法を挙げておきます。

 

私の経験談

私が目標を示すとき(仕事をお願いするときも)に心がけているのは、できる限り5W1Hの情報を入れることです。

誰が、いつ(までに)、何を、どこで、どんな方法で、そしてなぜそれをするのか、という情報です。

すべての情報が毎回提示できない(提示する必要がない)としても、必ず入れるのは、

「いつまでにするのか」という期限と、「なぜそれをするのか」という背景です。

この習慣は新入社員当初からの業務の中で染み付いたもので、試行錯誤しながら自分のやり方を構築してきたものです。

丸投げでは思った成果が欲しい時期に得られませんし、人間関係もよくなくなる傾向にあります。

人を動かそうと思うのであれば、依頼する側がある程度準備をした上で気持ちよく仕事をしてもらった方が、結局自分が得をすることになると思っています。

さらに、その業務に初めて取り組む人には、業務を進めるための大まかな方針や手順、使うべき参考資料やデータ等を併せて伝えるようにしています。

要するに、自分が初めてするならこういう情報があった方がいいよな、と思うことを配下にも提供するように心掛けています。

 

示した目標に向けて実行する

3.で目標を示した後は、その目標を達成するために実行に移して行くことになります。

実行しなければ成果には繋がりません。

しかしながら言った本人がそのお手本を示せないのでは本末転倒。

その状態で配下にいくら「目標を立てたのに、なぜ実行に移さないんだ」と言っても効果がありません。

まずは小さくても何か自分で立てた目標を配下の前でやってみせ、やり遂げる「有言実行」の姿勢を示してみるのは効果的だと思います。

それをちょっとずつでも積み上げて実績を残しておくと、配下にも言いやすくなりますし、信頼度も上がると思うのです。

こちらについても、私の上司が行っていていいなぁと思い、そのやり方を参考にして私が今も続けている方法を挙げておきます。

 

私の経験談

自分がグループの長になって、今まで対策できていなかったところを解決しようと、あれこれ考えて年間の実行計画を立案していたときのことです。

先輩から「色々考えて対策していくのは感心するけど、グループの人たちはどう考えてるのかなぁ」と言われました。

こういう計画はトップダウンも必要ですが、ボトムアップもあっていいんだ、と気付かされた瞬間でした。

そこでグループ員へアンケートを取って、彼らが問題だと思うところ、改善したいと思っていることを挙げてもらいました。

その中で意見が多かった内容を、自分の所属グループの年間実行計画の中に反映して、目標として挙げました。

そうして立てた目標を1年かけて一つずつクリアしていく結果を、四半期ごとにグループ内へ進捗状況を説明しています。

配下からは良い悪いの評価を直接聞いてはいませんが、少なくとも私が長になる前にあった「年間実行計画の内容や進捗状況を知らない」という声はなくなりましたので、一定の効果はあったのではないか、と思っています。

 

まとめ

理想の上司になるために

私が想う理想の上司の条件として、「配下の社員としっかりコミュニケーションが取れていること」、「有言実行であること」、「発言や行動に一貫性があること」が挙げられると思っています。

そして少しでも理想に近づけるように、意識して行動するようにしています。

今回はこのあたりで。

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